母乳から子供へ
ちょっと前の記事ですが、
香料が生まれたばかりの子供に母乳を通じて検出されているという記事です。
この調査結果では、環境ホルモン作用が懸念されています。
2008年07月10日 母乳中の人工香料に関する調査結果が新聞で紹介されました。
2008年環境化学討論会で報告した、母乳中から人工香料(人工ムスク)が検出されたという調査結果が、共同通信社(西日本新聞・佐賀新聞ほか)で紹介されました。(以下の記事は、佐賀新聞:2008年07月10日掲載)
近代都市のこの日本の街中には、人口香料が溢れています。
本物のラベンダーの匂いを嗅いだことある人ってどの位いるんでしょうね?
でも、ラベンダーの匂いってどんなのかイメージわくでしょ?
トイレの芳香剤や消臭剤などに使われている人口香料でよく使われているからです。
環境ホルモン作用が懸念されていたり、
有害化学物質のリスクがあったりと、そこまでして使いたいですかね。。。。
以前の記事でも書いていますが、
日本のダイオキシン汚染度は世界でもトップクラスだが、
母乳にも顕著に現われている。
ただし、日本国内でも汚染の度合いには差があるようです。
赤ちゃんは、母乳から
毎日どのくらいの量のダイオキシンを摂取してしまうのでしょうか。
下の表は、日本のある4都市における母乳中のダイオキシン類の濃度と、
赤ちゃんが摂取すると推定される量についてダイオキシンの量を示したものです。
いずれの都市も
厚生労働省の耐容1日摂取量
(一生の間毎日摂取しても健康に影響がないとされる量/体重1kg当たり10pg)
より何倍も多いことがわかります。
場所(人数) 母乳中濃度(pgTEQ/g脂肪)乳児の摂取量(pgTEQ/kg/日)
A(7) 10.9 49.1
B(6) 28.1 126.5
C(3) 18.3 82.4
D(15) 15.0 67.5
ダイオキシン類の耐容1日摂取量
日本 厚生労働省 4 (pgTEQ/kg/日)
環境省 4 (pgTEQ/kg/日)
厚生労働省資料より(一部抜粋)
しかもこれは、ダイオキシンとポリ塩化ジベンゾフランのみの数字です。
コプラナ-PCB(ダイオキシンと分子構造が似ていて毒性もある物質)も加えると、
体重1kg当たりの摂取量は67.1pg~149pgにまでなります。
女性の体は妊娠する前から気をつけないと、子供に影響が出ます。
というか、そもそも不妊治療されている人も増えていますよね。
半分は男性に原因があると言われていますが、男は生理もないし、
本当に健康意識が低い。。。
これも問題だよな。。。