田中優さん 講演会 その④
こんばんは!
さてさて、いよいよ田中優さんの講演会も佳境です!
自然エネルギーの実現性について。
東京電力管内の海の上に風車を立てたらどのくらい発電できるか?
その結果
答え 東京電力の電力をすべて賄える。
東京電力は早速対策を打った。
⇒そのデータ公表しないでくれ。
実現性はどうか???
深さが深いところでは風車が建てられないのでは???
しかし、九州大学がすごいものを発明した。
それがこちら
洋上で風力発電ができる風車。
海に浮かべることができる。
しかし、電力会社が積極的に取り入れないために実現していない。
こういったものを押しとどめてきた。
日本で風が一番いいのが北海道、次が九州。
日本は国土は狭いが、海に囲まれているため海域を含めると12倍にもなる。
これを使えば、日本は電気を輸出できるようになる。
日本は資源がない国じゃない。
地熱発電でお湯も配っている。
さらに余るから、温泉施設も作ってる。
なんと、その発電設備は全て日本製。
この施設に行きました。
そこで言われたのは、
「日本は同じように島国で、火山地域、さらに技術もある。
日本にはものすごく地熱発電が多いんでしょうね。」
日本が真面目に地熱発電をすれば、今の電気消費量の3割は賄える!
技術は世界一!
なぜやらないのか?
電力会社がそういったものを買いたがらないから。
電力会社は高く買う相手と、安く買い叩く相手と二つある。
◆高く買う相手 ⇒ 子会社、関係企業
◆安く買う相手 ⇒ 民間
こんなアンフェアな電力会社つぶした方がいい。
波力発電もある。
波がある間中、一年中発電できる。
太陽光の15倍発電できる!
僕はこれを尖閣諸島の周りにつなげて作りたい(笑)
なぜか?
中国は尖閣の何が欲しいか?
電気を作るための資源。
だったら、「ココに繋いでいいよ!」って言えばいい(笑)
そういうことができてしまうくらい、技術がある。
世界一。
政府は電力会社を免責しないと公言している。
国家が一度立替払いをしても、東京電力に請求する。
東京電力から何を取ればいいか?
東京電力の一番の資産は???
発電所ではない。
送電線。
送電線を取り上げるのがよい!
しかし、電力会社の収益構造は
使用量が多い企業より、使用量の少ない個人から売上を取っている。
民間はこのまま黙ってお金を払い続けるのか?
自給しよう!
全ての家電を省エネ製品に切り替えると、電力消費を半分以下にできる。
2kwで足りる。
太陽光パネル8畳間分で自給できる。
自家発電で賄えるのに、
命がけで原爆の恐怖におびえながら電気を買うのでしょうか?
イラクの人々100万人を殺してまでも石油を奪って電気を作るのでしょうか?
もうここまで技術が進んできて、自然エネルギーで賄えるまで発展してきた。
昼間発電して、夜は溜めておかないといけない。
日本はバッテリー技術も世界一!!!
東芝のSTIB 15年前に完成している。
しかし、性能が良すぎて企業が使いたがらない。
なぜなら企業は徐々に性能を上げて行って、儲けたい。
いきなりダントツの性能のものが出てくると、潰しにかかる。
でも、すでにこういうものができている。
これを電気自動車に積んで溜めればいい。
電気自動車もこれからドンドン値段が下がっていく。
電気自動車はリッターで言うと150キロ。
地域で電力をまかなえる時代になってきている。
これをスマートグリッドという仕組み。
これからはこれが最大の市場になる。
スマートグリッドに必要な要素が5つ!
①省エネ製品
③バッテリー
④電気自動車
⑤IT技術
これらの技術はすべて日本が世界一。
電力会社をつぶしてスマートグリッドを進めればいい。
日本が世界で競争力を持った国になれる。
全然暗い未来じゃない。
今まで足を引っ張っていた、大企業である電力会社をつぶして、
今後伸びてくる企業に変える。
ものすごく国際巨力のある国になれる。
その為に送電線を取り上げればいい。
ヨーロッパは送電線は公が管理している。
電気が通る道路だから。
民間が作って売り買いできる。
配電業者が管理すればいい。
そうやってヨーロッパは自然エネルギーが伸びた。
担保として送電線を抑えて、電気の民主化を進めるべき。
そして、先日の福島の有機農家の自殺。
近所の学校にも配達していた。
なぜ自殺をしたのか?
出荷停止になって、希望を失った。
でも、チェルノブイリで日本の救援チームがこういうことをやっている!
その汚染された土壌にナタネを植えた。
そのタネから油をとって、ディーゼルとしてトラクターなどを動かしている。
そして、茎や葉を集めてガス化してバイオガスにして煮炊きに使った。
カスは放射性廃棄物として保管。
ナタネやヒマワリは放射線を土壌から吸い上げてくれる♪
みんなでヒマワリプロジェクトをやりませんか?
将来いずれは土地を復活できる!
土壌は回復できるとわかっていれば、また作物を作ろう。
その間にナタネ、ヒマワリからとれた油やガスは高く買い取ってあげよう!
絶望しないですむ。
我々も汚染された作物を食べなくても済むでしょ?
希望を失ってはいけない。
希望を失いかけている人々に希望を与えるのは大事なこと。
電力会社がどれだけメディアを利用しているか?
調べてみた。
東京電力の広告費、日本の各地10社の電力会社、電気事業連合会、政府の広報。
これらをすべて足すと、単体トップのトヨタ自動車を抜いて、最大のスポンサーになる。
メディアは電力会社の言うことを聞く。
そして、今テレビで盛んに流れているAC。
ACの役員には電力会社がずらぁっといる。
だからACのCMでは、デマを信じないでくださいって言ってるんですね。
デマを言っているのは私自身です(笑)
デマを言っている人、原発反対を言っている人を信じさせない。
こんな社会変えないと。
その為に、金を取り上げエネルギーの流れを変えさせなければ。
これはみんなでやらないとできないこと。
省エネして自己満足してしまうと、人はそれ以上しなくなってしまう。
省エネして自己満足しないでほしい。
満足できない、このフラストレーションをどこに向ければいいの?
それをぜひ、これまで行われてきた大きな流れを変えることに使ってほしい。
もし、日本が自然エネルギーにシフトしていくと、この辺り(九州)にもたくさん風車ができる。
そうなるとどうなるか?
地域に金が流れる。
ということは地域が活性化する。
日本に金が流れる。
日本が活性化する。
だけど、海外に流したお金は地域を活性化することはない。
日本のエネルギー自給率たった4%。
96%輸入している。
その費用として1年間に24兆円も使っている。
この24兆円を毎年、地域に配ったら?
エネルギーを自給すればそれができる。
各地域で自然エネルギーを自給できるようになれば、ものすごく活性化できる。
例えば、毎年宮崎県が九州電力に払っているお金。
1,000億円。
これが宮崎で使えるようになったら毎年宮崎で使えるお金が1000億円は増える。
その結果どんなことができるか?
ドイツでは、自然エネルギーを導入して37万人雇用が増えた。
そして、二酸化炭素に税金をかけて
そのお金を年金の半額に使ってくれといって企業にあげた。
年金の半額だったので、アルバイトだとそのお金がもらえない。
その為、25万人正規雇用増えた。
併せて64万人雇用が増えた。
日本の人口に換算するとトヨタグループ9社合計の雇用者数の3倍以上!
自然エネルギーは安いにもかかわらず、雇用をものすごく増やせる。
もっと素敵な社会を作れる!
私は大阪で市民グループと一緒に心援隊という物を立ち上げた。
ブログはこちら
妊婦や赤ちゃん、子供を産む可能性がある人を関西へ受け入れるというもの。
しかも、無料で受け入れます。
もうひとつ、非営利の住宅会社で日本の木材だけを使って住宅を建てている。
山には普通よりはるかに高いお金をしっかり払って。
体に悪いものは一切使わず、長持ちする。
栗駒木材というところ
100%自然エネルギーで普通の発電機で動く。
仮設じゃない仮設住宅。
後で分解して移動できる住宅。
断熱性能が抜群で東北の寒さにも十分対応できるくらい暖かい。
ごみもならないし、地域の人たちで作れる。
僕はNPOバンクを持っているので、バンクから費用を融資します。
費用が450万で一件建てる。
毎月3万払ってもらえれば、14年でその人のものになってしまう。
そのローンも自分たちでバンクを作ってやってしまおうと思ってる。
これからの社会は私たちがお客さんになるんじゃなく、私たちが作る社会にならなければ。
国や政府に頼るんじゃなく、自分たちでやれることをやる。
そうやって社会を作る。
この未曾有な事態をターニングポイントに変える。
私たち自身が主人公になっていく。
皆さん自身も自分たちが持っている力を使ってほしい。
幸せで希望の持てる社会に変えていけるといいなと思っています。
捕捉(質疑応答)
子供、妊婦にはマスクを義務づけてほしい。
ヨウ素は水に溶けるので、できれば濡れたハンカチなどをマスクの内側にはさんでほしい。
そして、農家の方へ。
ナタネ、ヒマワリを植える前に、今は作物を取らなくてもしょうがないと割り切ってほしい。
今一番大事なのは、畑にブルーシートを敷いて!
これ以上土壌に放射能が増えるのを防いでほしい。
未来を考えて、これ以上悪くならないように。
以上。
最後にこれを聞いて感想を
厳しいお話もありましたが、これも一つの現実かなと思いました。
しかし、希望の持てる情報もあったのがとても期待が持てました。
これらを聞いて、自分が被災地にいたらどうするかな?と考えました。
正直、仕事のことや家のことなどがあるので簡単には動けないのはよくわかります。
ただ、子供がいれば子供だけはしばらく逃がすと思います。
いつも考えのベースになるのは、やはり次世代のこと。
それが今できる責任かなと。
現地の方々はまだまだ厳しい状況が続いていると思います。
この講演会の内容も正直、書くかどうか迷いました。
読んで不愉快になる方もいると思ったので。
ただ、これも一つの情報として捉えていただきたいなぁと強く思いました。