(ж>▽<)Enjoy!! Organic Life♪

オーガニックライフアドバイザーのつぶやき

先日の 「置くだけ〜」 のまとめ!

どうも~('-^*)/

いつもブログを読んでいただきありがとうございま~っす♪

先日、書いた記事には多くの反響を頂きちょっと驚き。

あんなマニアックな記事に興味があるとは(笑)
マニアックな人が増えたのですなぁ。


ということで、先日の記事だと
さすがに普通の主婦が読んでも全く分からないと思うので
もうちょっとわかりやすくまとめますね。


部屋に置くだけでウィルスや菌を99%除去できるってやつ。

最近は、首から掛けるタイプものまで販売されているみたいっす。


あの商品で気になる点は二つ

・本当に効果があるのか? 
→ちゃんとウィルスや菌が防げるのか?

・人体への影響は?
→人の体に副作用はないのか?



この2つが気になるところ。

ウィルスや菌が寄って来ない、もしくは無害化できるってことは
何らかの成分の働きがあるってことでしょ?


その成分について調べてみました。


その成分として使われているのが、二酸化塩素というモノ。


この二酸化塩素が どのような作用で働くのか?

ものすごく簡単に説明すると、
ウィルスや細菌を酸化させちゃうってこと。

ウィルスや細菌、後はカビとかも
酸化しちゃうと、すごく弱くなっちゃうんだよね。

構成するタンパク質を参加装飾タンパク質を構成するアミノ酸配列
日本二酸化塩素工業会HPより引用


これが二酸化塩素がウィルスや細菌に与える変化の説明。


こういう商品を売ってるメーカーのホームページには
そういう解説が載ってるよ。


でも、ちょっとおかしいことに気付いたんだよね。


二酸化塩素の効果をホームページで書いてるのに、

実際に製品に使っているのは
安定化二酸化塩素とか、亜塩素酸塩っていうものなんだよね。


似て非なるものというか、、、


オレンジジュース
のいいところをアピールしてるけど、
売ってるのはオレンジみたいな?


オレンジを絞れば、オレンジジュースができるでしょ?
っていう理論だと思うんだけど。


こういう化学的な性質って言うのはそう簡単じゃないんだよね。

実際に、製品では安定化二酸化塩素亜塩素酸塩を使って

二酸化塩素を発生させるように作ってるものもあるみたいなんだけど。



安定化二酸化塩素、亜塩素酸塩から発生させた
二酸化塩素はガスになってどんどん空気中に流れ出て行っちゃうんだよね。


二酸化塩素は非常に不安定で、使いづらいっていうこと。



亜塩素酸塩 + 酸 = 二酸化塩素が発生!



そこで製造元のホームページのとある実験を見てみると
あんまり現実的じゃないシチュエーションでの実験だったんだよね。

ほぼ密室でこの成分を発生させておいたら、
何日間、どれだけの濃さで成分が残っていたかっていう。

人の出入りとか、空気の入れ替わりが想定されていない状況での実験っていうこと。


メーカーのHPには注意書きで書いてありましたな。

あるメーカーのHPより
二酸化塩素ガス溶存液
および二酸化塩素ガスには、

・ウイルス除去
・除菌
・カビ抑制
・消臭

の働きがありますが、
これらの使用により疾病に対する予防効果を保証するものではありません。

また、二酸化塩素ガス溶存液または二酸化塩素ガスを含む製品の
使用状況(使用対象物、設置場所、空間広さ、換気状況など)によって、
その働きは異なります。


おぉっと、
それを期待して消費者は購入するんじゃないのかな?

このメッセージをテレビコマーシャルで使わないんだもんなぁ(笑)




次に、人への影響についてはどうだろ?



こんな風に書いているサイトもあったし。

Q:二酸化塩素ガスによる環境消毒の是非についてA:二酸化塩素(ClO2)ガス次亜塩素酸ナトリウム(ミルトン、ハイター等)の約2.5倍の酸化作用を有し、芽胞を含むすべての微生物に有効である。

しかし、診療所内などの
環境消毒に二酸化塩素ガスを使用することは毒性及び効果などの点において
勧められない。


なぜなら、
本ガスが眼や呼吸器系の粘膜を刺激して、咳嗽や喘息などの原因となる
危険性があるからである。


また、汚れが付着した環境に対するガス燻蒸法の消毒効果は弱い。

さらに、本ガスは金属やプラスチックの劣化作用を示すからである。

従来の伝染病予防法ではガス燻蒸や噴霧などの消毒法が推奨されていたが、1999年施行の感染症法では、これらの消毒法は推奨されていないことに留意したい。

-日本医事新報No.4385(2008.5.10)から抜粋-

空気中に飛散させておくことは、
人の体に影響があるかもしれないから勧めないって書いてあるよね。


据え置きタイプでこれだったら、
首からぶら下げるタイプのものはどうなんだろう?


きっといくらかは二酸化塩素を出してはいるんだろうけど、
それが常に顔の周りに存在して、

ウィルスや細菌に働きかけるだけの濃度を保たなければいけないんでしょ?

もしそうなら、確実に常に吸っちゃってるよね。
( ̄_ ̄ i)


外で歩いてたら当然、流れて行くし・・・

ずっとじーっとしていればまだ残るかな?


いやいや、残っても困る
けど、残んないとつけてる意味ないし。。。。

( ̄_ ̄ i)


防毒マスクつけて、この首からぶら下げるヤツを
ぶら下げてれば大丈夫じゃね?(笑)
( ´艸`)


ノロウイルスに対する消毒剤について


 学校等におけるノロウイルス対策の消毒剤としては、上記の次亜塩素酸ナトリウムを使用する方法を標準法として、これを採用・利用できる体制の確立がまず望まれる。その上で次亜塩素酸ナトリウムがどうしても使用できない等の理由がある場合、代替の方法を学校医・学校薬剤師の指導助言等を参考に教育委員会等と相談の上で判断することを推奨する。

1.安定化二酸化塩素(溶かして水溶液にするタイプ等)について留意すること


2.商品の長所・短所の記述では純粋二酸化塩素
水溶液またはそのガスに対して適用されるものがほとんどであって、安定化二酸化塩素には適用できないこと


3.ノロウイルス対策としては次亜塩素酸ナトリウム以外の消毒剤はネコカリシウイルスなどを用いた不活化試験で効果があるとされたものを選定することとされていること


4.我が国では二酸化塩素は消毒薬としては未認可であること


5.純粋二酸化塩素水溶液は次亜塩素酸ナトリウムと較べて高価であること等に留意したい。

日本薬剤師会HPより引用

薬剤師がこういう書き方するってことは
やはりあまり効果が期待できないってことじゃないかな?




おぉ、やっぱりwikipediaでも色々書かれておりますな。


以下、wikipediaより抜粋。

ウイルス対策としての有効性と安全性

二酸化塩素の安全性は経口摂取では確認されているものの、
空気中の二酸化塩素濃度に関する基準・規制は日本国内には無く、長期間低濃度での暴露に係る安全性の検証に至っては十分なされているとはいえない状態
である[4]


常温常圧下での二酸化塩素は、不安定で反応性の高いガスであるため、
ガス状の二酸化塩素を取り扱った毒性試験は現状ではほとんどみられないが、
米国産業衛生専門家会議(ACGIH) が定める二酸化塩素の作業環境基準は、
塩素よりも小さな値となっており、また、ラットの吸入による急性毒性を表す半数致死濃度(LC50)も塩素より低く、二酸化塩素の方が塩素よりも毒性が強いと考えられる[4]


ふむ。

・空気中から吸い込む二酸化塩素に関する基準が日本にはない。

・少ない量であっても、長時間吸い込んでいても安全かどうか分からない。

・二酸化塩素のガスは不安定で反応性が高い、つまり扱いが難しい。

・二酸化塩素は塩素よりも毒性が強い。



これを読む限り、やはりリスクはあるよね。
そこまでして使う意味があるのかな?





3年前かな?

一度、体調を崩したり怪我をした人が出て、
国民生活センターが調査を行ってたんだけど。



国民生活センター
これ→・二酸化塩素による除菌をうたった商品-部屋等で使う据置タイプについて-へ

これ→・首から下げるタイプの除菌用品の安全性-皮膚への刺激性を中心に-





その当時の国民生活センターの結論としては

・二酸化塩素による部屋等の除菌をうたった商品は、
 さまざまな状況が考えられる生活空間で、
どの程度の除菌効果があるのかは
 現状では分からない。

・二酸化塩素による部屋等の除菌をうたった商品は、
 二酸化塩素の放散がほとんど確認できないものがあった一方で
 使用開始当初に放散速度が大きくなるものもあり、
使用に際しては注意が必要である。

・二酸化塩素が食品添加物であること等を根拠に安全であるとうたっている
 銘柄があるが、
必ずしも商品自体の安全性ではない。




この商品の特徴として、
長期間使用できるって言うイメージがあるよね。


それは、あのケースの中で
ちょっとずつ二酸化塩素を発生させるっていうメカニズムなんだけど。


さっきも書いたように、
不安定で反応性が高いものだから、
最初だけバーッと出ちゃって、後は出てないとか


途中でいきなり出始めるとか。



ちゃんと謳い文句通りに成分をコントロールできているところが
ほとんどなかったという結果。。


いやいや、そんな危ない成分が高濃度で出てる可能性があるってこと???

(゜д゜;)


3年前からちょっとは変わったのだろうかねぇ?




そもそも、インフルエンザが流行するこの季節に
ウィルスの何パーセントを除去!とか書いてるけどさ。

じゃあ、人がインフルエンザに罹るキッカケってどこ?って話でしょ。


空気感染が多いのかな?



厚生労働省のホームページではインフルエンザについてこう書いてあったよ。

【インフルエンザの主な感染経路】
(1)飛沫ひまつ感染感染している人のくしゃみや咳(せき)で出るしぶきを吸い込むことによる感染。くしゃみや咳(せき)を浴びる距離(2メートル程度)にいる人は感染の危険性が高い。
(2)接触感染感染している人の唾(つば)や鼻みずが手から手へ、あるいはドアノブやつり革などを介して手に付着することなどによる感染。

ってことはさ、


空気中のウィルスよりも、
人から移されるほうがリスクは高いってことだよね?


そらそうだよね。

いくら据え置いても、
いくら首からぶら下げてても、


目の前でインフルエンザの人に
ヘぇ~ックショい!!!

(*´Д`)=з  Σ(=°ω°=;ノ)ノ


ってされたらね。。。


受験生がいる家庭などで、
期間限定でちょっとでもリスクを下げたい家庭なんかは使っても良いんじゃないかな。


ただ、効果があるかはわかんないけどね・・・


密室で空気の入れ替えをしない部屋なら、効果が高いんじゃない?

酸素薄そうだけど・・・



ってそもそも、そんな部屋なら

ウィルスが入ってくる可能性も低そうだけどね。。。



個人的には、

・高湿度を保つこと
・アロマで抗菌作用があるものとか、抗ウィルス作用があるものを活用
・生活リズムを整えて、免疫が下がらないような生活

これらの方がよっぽど効果的では?っと思ってしまったよ。


まとめてみると、

・二酸化塩素が日本では消毒剤としては認可されておらず、
 空気中から吸い込むことに対する安全性は日本では検証がされていない。

・二酸化塩素は決して安全とは言い切れず、塩素よりも毒性が強い。

・二酸化塩素の効果を謳っているが、商品は二酸化塩素を発生させる成分を使っていて
 二酸化塩素が安定的に発生させることができているのか怪しい。

・インフルエンザは空気感染での感染は少ない。

これを読まれてみなさん、どう感じました???
\( ̄ー ̄;)


後思ったのが、常在菌とかへの影響はどうなんだろう?

肌にいる常在菌とかさ、腸内細菌までは影響でないのかな?

日本は過剰な衛生環境を求める傾向があるけど、
身の回りにいる菌って悪いものばかりじゃないんだよねぇ。

菌についても一回まとめて書いてみないとなぁ。


昔は、怪我したら殺菌!だったけど、
最近は下手に殺菌すると怪我の修復が遅れるから
流水で流す程度でいいんだそうですよ。
(o^-')b


時代が変われば、常識が変わるねぇ。


いつまでも昔の常識にとらわれててもいけないし、
新しいからといってすぐに飛びついてもダメだよね。




ちなみに、首から掛けるタイプのものは
二酸化塩素を発生させる化学反応で洋服の色落ちとかが起きる可能性があるらしいので、気をつけてくださいね。

首からさげる「ウイルス除去剤」でやけど 幼児が重傷(2/18)




今回の記事のほうがちょっと読みやすいんじゃないかな?

前回のはマニアックな人向けで~(笑)






オタク限定!?マニアック健康情報のメルマガ
オーガニックでビューティー&ヘルシーライフ♪
の登録はコチラから♪

パソコンPCから ➡ こちらから登録!!

ファスティングドリンクや亜麻仁油など
和田賢治 セレクトのネットショップはコチラ

これ→Simple-selection