オーガニックの勘違いその２

先日書いたオーガニックの勘違い 。

いかがでしょうか？

ネット上では様々な意見があります。

当然、オーガニックに関しても賛否両論です。

そんな中でもいつも書いていますが色んな情報を見聞きした中で、

自分で判断できるようになっていただきたいです。

ある記事が出ました。

オーガニック野菜と慣行(通常栽培)野菜と栄養面において

優位性は見られない。

つまり

オーガニックだからといって栄養価が高いわけでも、美味しいわけでもないんです。

オーガニック≠栄養がある

オーガニック≠おいしい

いかがでしょうか？

この記事を読んでもさらにオーガニックの野菜を買うでしょうか？

手間がかかり、その分価格に上乗せされている。

しかし、栄養価や味では差がない。。。。

安全性ではいかがでしょうか？

残留農薬がある？

残留農薬は避けることができます。

オーガニック、有機栽培でも農薬の使用は認められています。

(条件付きではありますが。。。)

私が発行しているメルマガや、昔の記事にも残留農薬を避ける方法は書いてあります。

もしこの記事を日本の紙面で見たとしたら、

多くの人がオーガニックを二度と買わないのではないでしょうか？

しかし、ここで私が言いたいのは本当にそれだけの情報で判断できるのか？

ということです。

欧米では

「オーガニック」＝「地球に負担をかけないで栽培、生産された商品」

という認識が一般的です。

持続可能な発展に関する政策などを監視する英国の政府機関

「持続可能な発展委員会」のアンドリュー・リー氏は英ガーディアン紙に寄稿し、

「有機栽培は、土壌の保護、生物の多様性維持、温室効果ガスの

除去、収益の向上などの点で効果的だ」

と指摘した。

農薬を撒く農家の方は直接農薬を吸うこともあるでしょう。

撒かれた農薬は大気にも流されることもあります。

土に撒かれた農薬は土中から河川を通して海へと流れます。

それらが結果的に人間の体に戻ってきます。

オーガニックだからといって栄養価が高いわけでも、美味しいわけでもないんです。

これについてはいかがでしょうか？

これもある側面からみればまんざら間違ってもいないです。

しかし、私が知る有機、無農薬で栽培している農家さんが作る野菜は美味しいし、

恐らく栄養価を計れば高いと思います。

形も良く、色が濃いので！

つまり、農家さん次第だと思います。

有機、無農薬でも研究を怠り、手を抜けば美味しくないし栄養化も低い野菜になります。

オーガニックだからではなく、どんな農家さんが作った野菜かということが大切だと思います。

上記のように、手を抜いている農家がいるかどうかは知りませんが、

農薬や化学肥料を使わずに作るのはとても大変だと思います。

堆肥づくり、酵素やペーハーなどを考え、草むしりも一本ずつ手で。

予想をはるかに超えた重労働です。

結果的にそれだけこだわれば、いい土ができて美味しくなるのは当然です。

化学肥料に頼らず、土の中のバランスを整え

農薬に頼らず、野菜の状態と日々向き合い触れ合う。

それだけの手間と愛情がかかっているので美味しいのでしょうね。

私は農家ではないので、実際にどれくらい大変か全てはわかりませんが。

慣行のスーパーで売っている野菜とは別物だと思います。

値段だけで比べることができるものではないです。

自分が言いたかったのは、オーガニックという言葉に踊らされないでいただきたいということです。

オーガニックだからという理由だけで買うのではなく、その先の生産者まで見ていただきたいです。

野菜にしろ、加工品にしろ作る側は大きな覚悟で挑んでいます。

誰が考えても、農薬や化学肥料を使ったほうが形だけ整えるのは簡単ですよね？

その努力がまだ伝わりきっていないのがとても悲しいし、それを伝えるのが自分の仕事だと思っています。

長い記事を読んでいただきありがとうございました！！！

この記事を読んで、少しでもオーガニックの実情が伝わればいいなと思いまっす♪