次世代へ繋がらない食べ物 その2
どうも～('-^*)/
いつもブログを読んでいただきありがとうございま～っす♪
次世代へと繋がらない食べ物前回の続きです。
今世の中に出回っている野菜のほとんどが
市場を通すために、
大きさや形が統一されている
という話は聞いたこともあるかと思います。
・箱に入りやすい大きさ
・効率よく運べる形
・並べられるように真っすぐ育てる
などなど
育て方の影響もありますが、
品種が少なくなったことも要因にあります。
昔は その土地 その土地ごとに
地場特有の野菜がありました。
今でも京野菜や加賀野菜などはブランドとして残っています。
単品でも 三浦大根、守口大根、桜島大根、などなど
大根だけでも色んな種類があったんです。
しかし、今流通している大根の９８%は青首大根。
これがいい悪いではなく、
昔ながらの種類がどんどん減って行っているという事実。
この変化に種も絡んでいます。
前回書いたように、
農家の人たちはなぜ種を買っているのか？ということ。
その答えは、
取れた種で育てても、まともに育たないから
です。
簡単にいうと、
自分は立派に育つけど、子供が産めないということです。
これをF1の種と言います。
細かい背景などについては
ググればいくらでも情報が出てくるので、
ここではあえて書きません。
遺伝子組み換えの問題はよく取り上げられますが、
このF1も同等に考えられるべきだと思っています。
ピンセットで行う交配から、
放射線を照射して突然変異を起こさせたり
細胞と細胞を無理やりくっつけるやり方まで
とても自然とはほど遠い方法で作られている物も数多くあります。
もちろんF1にもメリットはあります。
安定して、多くの人が美味しいと思う物を大量に作れます。
それのおかげで、救われた面があることも確かです。
安く、季節も関係なく、いつも一定の味が楽しめる。
多くの人々がそれを求め、
求められるから農家の人々もそれを作ろうと頑張る。
そして、ちょっと手間がかかって安定しない
在来種を辞め、自家採種をしなくなった。
いつしか農家にとって、
種は買う物になり、
種苗メーカーの常連客になりました。
「この種で育てれば、
虫や病気に強く、収穫量も増えますよ！」
「さらに、この農薬と化学肥料を使えば
もっと楽に安定して作れます！！」
このように現代の農業は時代の変化に乗ってきました。
現代農業にとって
農薬、化学肥料、F1は三種の神器と言っていい物でしょう。
素晴らしい技術です。
その反面、在来種や固定種と言われる物は
どんどん作られる機会が少なくなっていきました。
さらに今、TPP参加で今後は
自家採種すら許されなくなる可能性が出てきています。
自家採種なんてされたら、
種苗メーカーが儲からないですからね。。。
長年、その土地で受け継がれてきた種。
環境の変化に対応し、その土地に適応してきた種。
それらが無くなってしまうとどうなるのか？
動物同様、絶滅することも考えられます。
F1の安全性や人への悪影響がどれだけあるかはわかりません。
もし、F1が原因で病気や体の異常が発生した時、
その時に在来種が残っていなければ、どうするんでしょうか？
恐らく国や企業は、
「対策を施した新たな品種を開発する。」
と言うでしょうね。
全然ナチュラルじゃない。
映画の世界です。
しかし、それが現実です。
今のままだと、ある大手メーカーの裁量が大きくなってしまうことは確かです。
この業界は、ほぼ独占です。
1つの企業が食の種を牛耳ってしまった時、
どれだけ恐ろしいことが起きるか考えられるでしょうか？
いくらITの技術があろうと、
核兵器を持っていようと、
野菜や果物、穀物が無い食生活で
健康を保てることはまず、有り得ません。
続く・・・
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