精肉売場 〜 豚肉 編 〜
今回のテーマは!
お肉第2弾!!ということで豚肉です!
とんかつや生姜焼きなどお肉の中でも豚肉が一番好き!!
という方も多いのではないでしょうか?
前回も書きましたが、お肉の不安要素は主に4つ
★抗菌性物質(合成抗菌剤、抗生物質)
★女性ホルモン剤
★有機塩素農薬
★ダイオキシン
以上4つです。
今回も種類、産地、部位ごとの特徴、おすすめの調理方法について書いていきますね。
☆今回の安心ポイント☆
↓
一般的に流通している豚肉で一番安心なのは、黒豚で産地が明らかになっているものです♪
一般的な銘柄としては5つあります。
◆黒豚
◆地域銘柄豚
◆国産豚
◆輸入豚肉
◆SPF豚
それぞれについて説明していきます。
【黒豚】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
農林水産省により
「純粋パークシャー種同士の交配で生産された豚を黒豚とする」
と定義されています。
黒豚はほかの豚に比べて、育ちが遅いです。
そのため、肥育期間が長くなり管理状態も良いです。
そのおかげで抗菌性物質などの不安が少なくなります。
ただ、注意していただきたいことがあります。
純粋な黒豚の供給量は豚肉全体の2%程度と言われています。
さほど多くは市場に出回っていないはずです。
つまり、「黒豚」表示の肉が多く並んでいる店は偽装表示の心配があるといわれています。
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【地域銘柄豚】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
地域銘柄豚とは、産地の名前がついた豚のことです。
「○○豚」という形式で地域名が明記されている場合、牛肉とは違い豚肉はその地域と
産地が一致しているものがほとんどです。
「国産」とだけ表示されている豚肉よりは、飼育環境、抗菌性物質などの不安も
少ないと考えていただいて大丈夫です。
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【国産豚】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
先に挙げた「黒豚」、「地域銘柄豚」以外の国内産の豚肉です。
表示が「国産」もしくは「○○産」(○○は都道府県名)という表示が目安です。
抗菌性物質などの不安があります。
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【輸入豚肉】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
最近は輸入豚肉も増えてきています。
生産現場が見えないだけに、国産豚より汚染物質への不安があると考えてもよいでしょう。
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【SPF豚】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
SPF豚とは銘柄や品種のことではなく、飼育のされ方による区別です。
「特定の病原体は持っていない」という意味です。
ただし、無菌豚ではありません。
つまり、健康に留意して育てられた健康優良豚ということです。
なので、抗菌性物質の残留不安は少ないといえます。
一時期に比べて、最近では市場でほとんど見かけなくなってきました。
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部位ごとの特徴、選び方
■肩
■ロース
■ヒレ
■バラ
■もも
■肩━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
肉質が多少固く、脂肪分が少ないです。
ビタミンやミネラルがヒレと同等に含まれており、脂肪はやや多いです。
この少ない脂肪と硬い肉質という特徴を生かす料理が煮込み料理です。
煮れば煮るほど旨みが出てくる部位なので、煮物やシチューが最適です。
ここで注意点
煮る際に出てくるアクを丁寧に行ってください。
これで残留不安物質を取り除くことができます!
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■ロース━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
肩ロース、ロースの順に脂肪分が多い部位です。
切身の外側に付いている脂身は切り取ったほうが安心です。
ロースと言えば、ロースカツが定番ですがただでさえ脂肪分が多い肉を
油で揚げるのはあまりおすすめできません。
ソテーや網で余分な脂を落として食べましょう。
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■ヒレ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
脂肪が少なく、ビタミンB1が非常に多いのが特徴です。
カツで食べるなら、ロースよりはこちらのほうが油は少ないイメージですが、
もともと脂が少ない分、揚げるときに油を吸ってしまいカロリー的には
あまり変わらないというデータもあります。
もともと脂が少ない部位なので、不安物質が残る心配が少ない部位と言えます。
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■バラ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
価格的にも購入しやすい部位です(笑)
脂肪と赤身が交互に三層に重なっているため、三枚肉とも言われます。
包丁で脂だけ切り取るわけにはいかないので、よく煮込むことをおすすめします。
コトコト煮て、肉が柔らかくなったら鍋を火からおろし、煮汁ごと冷まします。
脂だけ白く固まってきますから、それをしっかり取り除きましょう。
これで不安物質が一気に減ります。
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■もも━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
赤身の塊で脂肪は比較的少なく、高タンパク、高ビタミンの部位です。
いろいろな料理に使えますが、最も安心な調理法はゆでるか蒸すことです。
余分な脂肪が落ちて抗菌性物質やダイオキシンを減らせます。
薄切りにしてゆでると、脂肪分が半分以上減ったというデータもあります♪
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中国では古くから、豚肉は疲労回復や滋養強壮よく効くとして使われてきました。
というのも、豚肉にはビタミンB1という栄養分が含まれていて
疲労回復に効果的ですよ。
そのビタミンB1は、なんと牛肉の約10倍も含まれているのです!
乳酸を取り除いて、夏バテにもとても有効と言われています。
またビタミンB1には、酵素を助ける働きもあります。
なので、不足すると糖質をエネルギーに変える酵素の働きも悪くなってしまいます。
さらには脳の働きを活発にさせるビタミンB12も豊富に含んでいます。
最近はブランド豚なども多く出回っており、おいしい豚肉も多いですね。
身近な食材だけに安心できるお肉を食べたいですね♪
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