文部科学省へ電話してみた・・・
こんにちは～！ メーカーとか栄養士さんってこの数字は見てるのかな？ これらの状況を見て、 ベースとされるべき国のデータ値といえども、産地や時期、生産者によってかなり違いがあるんじゃなかろうか？ 慣行の野菜、つまり農薬や化学肥料を使って育てた野菜と ってさ、色んな視点からメリットとデメリットを捉えられるようになりたいよね。 っということで、
気づけば8月ももう終盤。
9月は再びJFC講座と初の名古屋、豊橋セミナーもあり
情報の整理をしはじめとります。
そんな中、ず～っと気になっていたことがあり
確認のために文部科学省へ電話してみた。
何について調べたかったのか？
というと、
野菜の栄養価は本当に下がっているのか？？？
ということ
と言うのも、
よく言うじゃないっすか？
昔に比べて野菜の栄養価は下がった
ってさ
でも、それってホントなのかな～？って
ずっと疑問だったわけですよ。
例えば、
旬じゃない時期にハウスで作られた慣行の野菜
と
旬の時期に自然農法で作られた野菜
この栄養価っておそらく一緒じゃないっしょ？
というのも、
今の日本では栄養学的に言うと
畑で収穫したばかりの人参も
コンビニ弁当の人参も
同じ人参
調理法によっては多少の栄養価の変化を考慮した
栄養素があるものもあるけど。。。
ってことは、
どこのどういう野菜をベースにしてるの？？？
って不思議じゃない？
(￣_￣ i)
そもそもまず、
どの数字について言われているのか？
栄養士の人などがよく使う
四訂やら五訂って聞いたこと無いかな？
それこそが文部科学省が発行しているんだけど、
定期的にバージョンアップしてて最新版が
2010年に改訂されたこれ
wikipediaより
日本食品標準成分表2010
このデータって文部科学省の管轄なんだ(笑)
知らなかったよ・・・
（;´▽｀A``
毎回、食品数や成分項目数が変わってるね。
一般的に使われる栄養素の数値って
これがオフィシャルな物として使われているんだけれども
栄養価が下がったって言われているのも、
この中の古い物と新しい物と比べてってことね。
じゃあさ、この数字ってどうやって検査してるの？
っていう疑問があったわけですわ。
だって、この「検査方法」で
数値っていくらでも変えられると思わない？？？
んで、
野菜の検査方法について
担当の人に聞いてみた
専門家によって
・流通の多い時期の物
・一般的な産地のもの
をピックアップして検査しているとのこと。
なんか曖昧・・・
さらに疑問に思ったのは
じゃあ、年中出回っている物は？
ということを聞いてみたら
年間通して出回っている物は、
年に何回か、上記に当てはまる物で調べています
とのこと
その回数や産地は、
その物やその時によって様々
とのこと。
特にコレと言って
キチッと決まったルールがあるわけではなく、
その検査方法も公表はしていない
らしい。
ある意味フレキシブルだなと思ってしまいましたが。
正直、
やはりな(・・；)
という思いも。。。
というのも、
この検査自体が始まったのが約60年前で
第一号がこれ
日本食品標準成分表 昭和25年（1950年）
この時期にはすでに農薬が日本でも作られるようになってて、
1952年から稲作用の農薬が誕生し、急速に普及し始めた。
1946年には、
かの有名なDDTが日本に上陸してるんだよね。
＊この辺の詳細は興味がある方は調べてみてくださいね。
一つのデータとしてこんなのもあった
つまり、戦後から急速に農薬の開発が進み、
どんどんパワフルになっていったってこと。
化学肥料に関しても同様、
もしくはもうちょっと遅れて広がったくらいだと推測できる。
っていうのも、
調べたけど農薬ほどしっかりとした歴史がわからない。。。
(￣_￣ i)
知ってる人がいたら教えて(笑)
話を戻すと、
どんどん土が痩せていった歴史に沿ってるのでは？
ということ。
あくまで個人的な推測ね。
あと、年中出回っている物に関しては
余計に下がっているように見えるということ
農業の技術の変化にも影響してくるよね。
旬の時期にしか生産できなかったはず。
例えば、
栄養素Aというものがあるとして
とある夏が旬の野菜
夏に採れた物には栄養素Aが100ある
でも、
冬に採れた物には栄養素Aが30しかなかったら
この野菜の栄養素Aはどう表示されると思う？？？
（100+30）÷２＝65
65になっちゃうってこと。
あまりに差が出る場合は、
追記で表示してますって言ってたけど・・・
こんな感じ・・・
右端の下の方ね
これって、どうなの？(笑)
まず一般的という物の中に
有機野菜や自然農法は入ってないだろう
つまり、栄養価が農薬や化学肥料に起因するなら
もちろん、栄養価がそこだけで決まるわけではないだろうし、
品種改良とかによる影響もあるんじゃないかなと思う。
そうなると、品種やタネにも関わってくるしね。
個人的な意見としても、
色々と調べたり人から聞いた限りではやっぱり
土地の状態、農法はかなり関係あると思うんだよね。
微生物、土中細菌のバランス、状態がかなり関係してくると思う。
有機野菜や自然農法、自然栽培のお野菜では
結構、栄養価は違うと思う。
日本ではこういうデータって無いんだよなぁ。
あっ、逆に公に調べちゃうとマズいのかも(笑)
でもさ、栄養価が下がっているように見えるのが、
旬じゃない時期に作られたハウス栽培の物のせいだとしたら？
慣行の野菜であっても、
旬の時期はソコソコ栄養素は高いってことじゃないかな？
でも、やっぱり農家さんによっても全然違うと思うな。
それこそ技術だしね。
旬の時期の物を、できるだけフレッシュな状態で食べる。
それに尽きるっしょ。
いつも言ってるけど、
いくらオーガニックや無添加でも加工品ばっかよりは、
慣行の野菜でも
フレッシュな手作りの物の方がいいんじゃない？
そのためには色々と勉強せねば～
。(´д｀lll)
ちょっと疑問が解けて納得。
しつつも、
有機や自然栽培の野菜の栄養価については
もっと日本でもデータが欲しいなぁと思ったな。
みんなも疑問があったら電話してみるといいよ。
農水省とか、厚労省とか、消費者庁とかさ。
意外と親切に教えてくれるよ(笑)
参考URL：http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm
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