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オーガニックライフアドバイザーのつぶやき

遺伝子組み換え食品

みなさん遺伝子組み換え食品という言葉は聞いたことがあると思います。




これがどういったもので、どのようなメリット、デメリットがあるかはご存知でしょうか?




オーガニックの基準の中では遺伝子組み換えの技術を使ったものは禁止されています。





そこで、今回は遺伝子組み換えの食品について書いてみまっす。




◆遺伝子組み換え食品とは?




GM(Genetically Modified)食品ともいい、



ある生物の細胞から有用な遺伝子を取り出し、ほかの生物の細胞に導入する


「組み換えDNA技術」を利用して作りだされた農作物、またはその農作物を


原料として作られた加工食品のことです。





◆遺伝子組み換えの目的とは?




1除草剤に対して枯れにくくする(除草剤抵抗性)



特定の除草剤に対する抵抗性をもった遺伝子を組み込んだ農作物で、除草剤と組み合わせることで、



効率的な雑草の除去が可能となります。



菜種、大豆、トウモロコシなどがあります。




2害虫に食われにくくする(害虫抵抗性)



特定の害虫だけに毒性を持つ、土壌微生物の作りだす毒素の遺伝子を組み込んだもの。



害虫駆除のための殺虫剤使用量が減らせることにより、環境保全的な農業が可能になるといわれています。



トウモロコシ、綿、ジャガイモなどがあります。






つづいて、



◆遺伝子組み換え食品の安全性について




1食品としての安全性が十分確認されていない


2地球の生態系を破壊する危険性がある


3特定の企業による農業支配が起こりかねない


4どれが遺伝子組み換え食品なのか、消費者には分かりにくい


5遺伝子が組み換えられたものは自然界にないもののため、将来的に問題が生じるかどうかがよくわからない





この中でも、特に懸念されているのが生態系への影響です。



注意導入された遺伝子が、周辺の農作物や雑草に移行するのではないか?


注意導入された遺伝子が、微生物に移行したり突然変異などで新たな微生物ができるのではないか?


注意標的とした害虫以外の生物に危険を及ぼすのではないか?


注意雑草と交配した結果、昆虫が減少し、生態系に変化が生じるのではないか?









表示義務について、厚生労働省では「実質的同等性」をあげて、




従来品との差がなくガイドラインに基づき安全確認をしている」ことを理由に、




これまで組み換え食品の表示をしない方針を取ってきました。






しかし、消費者の強い要望で食品への組み換え表示をするようになりました。







しかしながら、現在表示にはすでに次のような問題点が指摘されています。





1原材料が遺伝子組み換えのものかどうか、流通段階で分別されていない

 場合、「不分別」というあいまいな表示を導入した。



2表示対象を、原材料に占める重量の割合が上位3位で、全体に占める

 重量の割合が5%以上のものに限った。



3食用油や醤油などの加工食品は、組み換えDNAやそのDNAにより

 たんぱく質が残留しないとし、非組み換え食品扱いとなった。



4指定食品に限った。



5食品添加物は対象外とした。





この結果、どれだけの割合が表示対象から外されているか想像がつくでしょうか???













なんと約9割が表示対象から外されています。




まったくもって消費者の要望を汲み取っていない対応です。





知らず知らずのうちに遺伝子組み換え食品を口にしている可能性は高いです。








現時点で消費者が自分で避けることはかなり難しいです。









その有効な手段がオーガニック食品を選ぶことですビックリマーク





*残念ながら、特例として遺伝子組換え作物から油を絞った油粕 や、


 飼料として用いた結果生じた糞尿をもとに作った有機質肥料である堆肥有機栽培 に用いることは、


 現状では許可されています。






食品としてオーガニックは遺伝子組み換えの技術を使ったものは認めておらず、



オーガニック認証を受けれません。




これらのような現状を知ることがまず第一歩です。






当然、遺伝子組み換えの技術は大量生産のために導入されています。




遺伝子組み換えの作物よりは遺伝子組み換えの作物のほうがコストはかかります。





その分、我々が購入する際には価格に上乗せされます。




安ければよいというのであれば、構いませんが上記のようなリスクを負うことも忘れないでください。




本当にこの技術は必要なのでしょうか?



今ある休耕田や、労働力を使って賄えるように努力をもっとすべきなのでは?と考えてしまいます。



食料自給率が低いと言いつつ、減反政策を行っている。



カロリー過多の人間が多く成人病が増加している。



和食を増やす努力すれば・・・


パンやパスタのような小麦より、玄米などのほうがどれだけ体によく、太りにくいか・・・・


楽をすることばかり考えて、不健康で長生きする世界になってきています。



しかし、これらは我々消費者にも大きな責任があるのです。


企業は売れるものを作り、売る。


我々がそれらを買ってきたから増えているのです。


一番の反対活動は買わないことです。


そして、そのためには知ることです。





今日本屋さんに行ったところ、「アントレは東京では本日発売ですが、福岡では29日です。」と言われました。ドンマイクリックお願いします(笑)

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