追記:世界のオーガニック認証について
オーガニックの専門家のはずなのに、あまりオーガニックのことは書いていなかったのでこれから色々と書いていきたいと思います。
現在、日本ではオーガニックの基準があるものとないものがあります。
食品は基準がありますが、コスメはないんです。
なので、街中で売られているオーガニックコスメと名乗っているものが何者なのか?
基準がありません。。。。
・°・(ノД`)・°・
大手メーカーが作っているものには、普通の化粧品にオーガニック成分を気持ち入れたものも少なくありません。消費者には優しくない状態です。
それに反して海外から入ってきたオーガニックコスメには認証がついているものがほとんどです。
諸外国には認証団体が数多くあります。
しかぁし、それぞれの認証基準もバラバラなんですね。。。。
Σ(=°ω°=;ノ)ノ
ケミカルなものが多少入っていてもOKというものもあります。
化学物質過敏症の人などはとても使えないですよね。
なので、今後シリーズで何回かにわたり
各認証団体の違いを書いていきたいと思います!!!
今回は第一弾として、オーガニック推進のパイオニアであるIFOAMについて
IFOAM(アイフォーム)とは、
International Federation of Organic Agriculture Movements
(国際有機農業運動連盟)の略称です。
1972年にパリ近郊で設立されました。
イギリス・スイス・アメリカ・南アフリカ、そしてフランスの
NATURE & PROGRESの5つの団体が母体となって国際有機農業運動連盟である
IFOAMが結成され、オーガニック運動の普及拡大を誓ったのです。
世界中で有機農業の普及に努めてきた草の根の会員組織(国際NGO)です。
現在世界111カ国以上の約770団体がIFOAM に加盟しています。
構成メンバーは各国の小規模農家や有機農業団体、有機認証団体、コンサルタント、
研究者、消費者、国際企業などです。
IFOAMの使命は
有機農業運動をそのすべての多様性において、リードし、結びつけ、支援することです。
IFOAMの目標は
有機農業の原理に基づいた生態学的に、社会的に、そして経済的に健全なシステムの世界的な導入です。
IFOAMは、国連の社会経済理事会(ECOSOC)の認定NGOです。
有機農業を通じたアフリカ・アジア・ラテンアメリカ等の開発支援を
FAO(国連食糧農業機構)やUNCTAD(国連開発貿易会議)
など国際機関との協力において行っています。
IFOAMは、ISO(国際標準化機構基準)から公式の基準設定機関として認定されています。
*IFOAMジャパンHPより抜粋:http://www.ifoam-japan.net/
世界最大のオーガニック振興組織としてよく知られています。
農業者、科学者、消費者が一体となって基準を作りました。
この基準が多くの認証団体や1991年に成立したヨーロッパ規格、
またアメリカの連邦法や国連のオーガニック基準の下地にもなりました。
世界のオーガニック基準の原点はIFOAMだと言われている世界最大のオーガニック推進組織です。