余計なお世話なんだよ!!って言われたら
こんばんちわ!
先日、あまりの痛さに耐えられず、
かな~り強めの痛み止めを使ってしまいました。。。。
自分で使ったというよりは、病院で流れに逆らえずにね・・・・(苦笑)
さすがに、痛みはすんなり治まり、逆にその効果が怖~くなっちゃいました。
その一回きり、使っていません・・・・
しかし、今やCMを見れば
「頭痛には〇〇」
「生理痛には△△」
「風邪の引き初めには□□」
と、身近に薬ってありますよね?
自分も、一時は花粉症の鼻水を止めるために鼻炎の薬を毎日飲んでました。
頭痛薬や痛み止めを常備している人って少なくないと思います。
確かに、即効性があるものは直ぐに
痛みは取れる♪
熱も下がる♪
鼻水だって止める♪
「あぁ~♪不快な症状から解放してくれて、ありがと~!!!」
о(ж>▽<)y ☆
って思っちゃいますよね~。
でも、そもそもなんでその症状って出てくるの?
薬が本当に治してくれるの?
自分も数年前まで一切考えたことなかったケド・・・・・(笑)
いまこのブログを読んでるあなた!
これを機にちょ~っと一緒に考えません?
ホント、ちょっとでいいから。。。。。。
ね?
そこで、改めて痛み止めの仕組みと薬理を調べてみました。
一般的に良く使われる痛み止め(消炎鎮痛剤)は
NSAIDs エヌセイズ
(非ステロイド性消炎鎮痛薬 Non-steroidal anti-inflammatory drugs)
と言われるもの。
抗炎症作用
解熱
鎮痛作用
これらの作用を持つ薬の総称です。
炎症物質であるプロスタグランジンを
合成するシクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害します。
COXは炎症部分に特有のもの
COXを抑える
↓
炎症を防ぐ
↓
症状が無くなる
という仕組み
しかし、なぜプロスタグランジンが分泌されるのか?
なんと
プロスタグランジンは破壊された組織を修復させる物質。
*プロスタグランジンはいくつか種類があるのですが、
リンパ球や組織細胞から放出される化学伝達物質の一つ。
血管や神経に作用して、炎症を起こす。
簡単に言うと、
炎症(発熱、発赤、腫脹、疼痛)などは治癒へプロセス
体が治そうとしている証拠で、自然な反応です。
免疫システムの働きを高めて、体の修復を促しているんですね。
炎症反応がある場合は、止めずに正しい対応をすることで
早めの治癒につながります。
つまり、プロスタグランジンを合成するCOXを阻害するということは、
修復をストーップ!!!!させるということ。
つまり、治らないということ。
薬で痛みが治まるのと、治癒とは全く別のこと
痛みが出る
熱が出る
ということは
血液が患部に集中して、修復部隊が集まってきているということ。
それをNSAIDsは強力にやめさせる力を持っています。
治ろうとしている体の仕組みに対して、
「余計なお世話だから、働かなくて結構!!」
というのと同じです。
例えると
貧乏な田舎村のある道のお話し・・・・・
ガッタガタで車も通れない
村から外へとつながる唯一の道
ある村人Aが村長に
「あの道路がもっと整備されれば、
行き来する人が増えて、村も発展すっぺ」
「そうなれば、村のみんなが喜ぶべ
よし、じゃあ源さんに頼んで工事すっぺ」
そして、工事が始まると・・・
ガガガガガガガ
ドドドドドドドドド
その道路の脇に住む口うるさい村人Bが
「毎日毎日、うるせーな!!何人も集まってきやがって!!
うるさくてゆっくりできやしねー」
「なんで、村のためにおらの生活が犠牲にならなくちゃならねーんだ!!」
「さっさと止めてこっからでてけー!!」
と騒ぎ立てる。
その村人Bは村の権力者で、だれも逆らえないし。。。。
工事ができれば、村の大勢は豊かになるけど、
←にとってはそんなこと全く関係ないし、誰も逆らえない。。。
みたいな感じ?
道を修復、改善するには工事が必要。
工事するなら、当然人手もいるし、音も出れば振動もある。
人手=腫れ、炎症
音や振動=発熱や痛み
といったイメージ
あなたは体の声を聴いていますか?
村人Bになっていませんか?
その2に続く・・・
以下、参考文献です!!