これ以上増えない日本のオーガニック
こんにちは!
NPO法人オーガニック協会のニュースでフランス、ブルターニュ地方のオーガニック農家について書かれていました。
http://euofa.jp/?p=1607
この地域でようやく4%に達したと書いてありますね。
さて、では今の日本ではオーガニック野菜は今何パーセントかご存じでしょうか???
*格付けの実績とは、「有機・オーガニック」の認証を受けた作物の数量をデータ化したものです。
ちなみに、一昨年(平成25年)のデータがこちら。
平成25年度有機農産物等の格付実績(PDF:184KB)
その中の一部をお見せしますね。
まず、データが取られるようになった平成13年のデータから
さて、これだけここ数年でオーガニックが一般化してきて、
知名度が上がった中で一昨年はどうだったでしょうか?
一番右下の数字が有機、オーガニックの割合ね。
そう、まだたった0.24%...
いや、伸びてますよ
確かに、地道に現場では増えてる。
着実、堅実に。。。。
これは日本で作られている農作物ぜーんぶの量と
格付けされた、
つまり有機・オーガニックの認証を受けて 有機・オーガニックと名乗って
お店で売ることができる野菜の比率を表したものです。
簡単に言うと、日本で作るキャベツが全部で1万個だとしたら、
その中で オーガニックのものが10個から24個になったってこと。
( ̄_ ̄ i)
畜産に関してはほとんどゼロに近い。。。
微量ながらあることに驚き。。。
どこに流通してるんだろ?💦
調べてみるか。
でも、実際本当にこんなもんしかないの????
って思いません?(笑)
そう。
統計には出てこないところがあるのです。
おそらく、普段オーガニックの野菜を買われている方は、
自然食品店やオーガニックショップなどで買える野菜が
データに反して増えていることを実感している人も多いはず。
なぜか?
答えは簡単です。
オーガニックの認証を受けていないオーガニック・こだわり野菜が増えているのです。
ん?
どういうこと?
と思われる方が多いかもしれません。
オーガニックについてご存じない方も多いと思うので、
簡単に説明を書きますが。
今の日本の法律では、お店で野菜を売るときに
「有機」、「オーガニック」と表示していいものは認証を受けたものだけなのです。
農薬を使用している、していないに関わらず。
化学肥料を使用している、していないに関わらず。
有機農法だろうが、自然農法だろうが、自然栽培や
野生のものであっても。
認証、つまりは国が定めたルールに則って、
認定機関のチェックを受けて合格をもらったものしか
オーガニックとはつけられないのです。
農作物に限ってはね(笑)
野菜以外になってくるとまた法律が変わってくるから・・・
コスメ業界とかもうデタラメもいいとこ💦
o(TωT )
っと今回は食べ物の話だった。
例えて言うなら、運転免許所みたいなもんですわ。
ちゃんと警察に行って免許の試験受けて、
免許証をもらうでしょ?
いくら子供の頃からサーキットをやってて、
運転技術があっても公道は走れないのと一緒。
いくらこだわって作っても、
認定機関の認証を得ないとオーガニックとは名乗れない。
だが、この認証が本当に今の日本にあっているのか?
自分の知り合いの農家さんでも認証を取らずに、
有機農法や自然農法で栽培されている方が
た~っくっさんいます。
なぜか?
認証を取るメリットが少ないから。
手間とお金ばかりかかって、
認証をとったところで売れる量が変わるわけでもないし、
キャベツ一個の値段が高くなるわけでもない。
さらにいうと、日本のオーガニック認証は
アメリカなど海外の認証基準をベースに作られているともいわれており
海外のオーガニック野菜を日本の基準でオーガニックと言いやすくするために
設定されたとも言われております。。。。
わかるかな?
つまり、日本の風土にあった基準じゃないってことですよ。
輸入させやすくするために作ったから、日本で作るときに認証が取りやすいかは知らん。
というようなものでしょう。
まぁ、ビジネスですよね。。。。
だってさ、よくよく考えてみれば
アメリカみたいに小麦やトウモロコシ、大豆とかを広大な土地で作ってる農業と
日本みたいに山間で広い土地が確保できない中で、
少量多品種で作ってる農家さんが条件一緒っておかしくない?
なので、オーガニック認証を取っている農家さんの多くは
北海道とかさ、土地が広く取れて、大量少品種で作れる農家さんが多いのです。
じゃがいもだけの農家さんとかさ。
お茶だけの農家さんとか。
つまり、日本の農家さんがオーガニックを取る数が増えないと、
日本のオーガニック認証は増えないよね。
でも、こだわりの農家さんは確実にもっと増えてる。
この統計も取って欲しいんだけどね💦
もともと、オーガニック認証を導入した動機は、
減農薬とか無農薬という言葉が、消費者にわかりにくい。
誤解を与えかねない。
というところからきてるはずなのに、
なんか本末転倒というかなんというか。。。。。
まぁ、こだわりの野菜は確実に増えていますよ。
ただ、オーガニック野菜を増やすなら、
国が基準を変えるなり、農家への負担を減らすなりしないと増えないでしょうね。。。
消費者にとっては余計に判断が難しい環境になってきていますよね。
オーガニックスーパーや自然食品店に置いてあるものが
必ずしも体にいいとは限りませんし。。。
売り手も買い手ももっと勉強しないとね。
こだわってるはずのお店の商品を見て、
えっ!?こんなもんよく売ってるな。。。。
っていう商品も多々ありますよ。
理想の環境を作るためには、
消費者のニーズをきちんと伝えることです。
売り手、作り手にも。
これぞ消費者学だと思うんだよな。
賢い消費者になりましょうね。
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